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 札幌市東区の路上で11月、20代の女性が包丁で刺された殺人未遂事件で、北海道警は26日、事件への関与を認めていた同市の中学1年の少年(12)を、殺人未遂などの非行内容で児童相談所に書類送致し、発表した。少年は「人を刺すことで人より上になれると思った」と話しているという。

 少年課によると、少年は11月25日午後6時ごろ、同区の路上で、帰宅中だった20代の会社員女性の背中を出刃包丁(刃体16・7センチ)で1回刺し、殺害しようとした疑いなどが持たれている。女性は約2カ月の入院を必要とする大けがを負った。

 女性の傷が深く、少年が「包丁で刺せば相手が死ぬかもしれないと思った」と話していることから、道警は、相手が死んでも構わないという「未必の故意」があったと判断した。動機について「自分は弱い人間だから、誰でもいいから人を包丁で刺すことで人より上になれると思った」と話しているという。

 14歳未満の触法少年は、刑法で刑事責任を問われない。児童相談所が少年の育った環境などを調べ、家庭裁判所に送致するかどうかを決める。