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 舞鶴海上保安部は、京都府北部の沿岸で取り締まった今年の密漁件数が41件だったと発表した。前年の61件からは減少したが、過去10年では2012年と並んで3番目に多い。「SNS映えする」と安易な気持ちで密漁した人もいたという。

 密漁が確認されたのはサザエ706個、カキ123個、アワビ25個など。海保は漁業法違反(漁業権の侵害)などの疑いで、男女33人(当時18~82歳)を書類送検した。うち8割超の28人が府外在住で、大阪府14人と兵庫県13人、滋賀1人だった。

 同海保によると、観光客が素潜りで取るケースが大半。舞鶴市でサザエ41個を密漁した疑いで書類送検された40代男性は「並べた写真をフェイスブックに投稿し、友人に見せたかった。海に戻すつもりだった」と供述したという。

 兵庫県の50代と20代の親子は、京丹後市でサザエ198個とアワビ10個を密漁した疑いで書類送検された。「近所に分けるつもりだった」と話したという。舞鶴海保は「少しのつもりでも、漁業者にとっては大きな被害になる。しっかり取り締まりたい」と話す。(大久保直樹)