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 大分県別府市の老舗ホテル「杉乃井ホテル」(客室647室)は、来年1月9~18日に連続10日間休館する。これまでも年末年始の繁忙期が終わった1月中旬に5日連続で休館してきたが、「働き方改革」の流れを受けて、従業員がより連休を取りやすいように5日間延ばすことを決めた。

 従業員約800人のうち約220人は、休館期間の半分の5日間をハワイや豪州のホテルの視察に充てることを希望し、残りを休む。視察に参加しない約580人は10連休となる。

 2010年から続けてきた5日連続休館より数億円の減収を見込むが、政府が企業に有給休暇取得日数を増やすよう求めていることを受けて、休館拡大に踏み切った。佐々木耕一総支配人は「ホテルは客の多少にかかわらず人手が必要で従業員は連休を取りづらい。優秀な人材を確保するため、働く環境や処遇を改善したい」と話す。再来年以降も続けるという。

 杉乃井ホテルは1944年創業で最大収容人数は約3千人。大展望露天風呂や水着で楽しめる屋外温泉施設などが人気で、年間約70万人が宿泊している。(枝松佑樹)