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 官公庁の仕事納めとなった28日、新年から新庁舎に移転する県庁では閉庁式も行われた。

 64年間使われてきた県庁舎の玄関前に集まった約300人の職員を前に、中村法道知事は「諸先輩方の熱い思いを、柱や壁、床、机に刻み込みながら、県政の動きを見届けてきたのが、この庁舎。大変古くなったが、その分だけ愛着もあり、親しみを感じてきた」と語った。閉庁式の最後には「県民の皆さま、長い間ありがとうございました」と書かれた懸垂幕が壁に掲げられた。

 これに先立つ仕事納め式で、中村知事は新庁舎への移転とともに「横断的、スピード感をもって効率的な施策を創出していかなければいけない」と職員らに呼びかけた。この日の記者会見では、「今年1年間のとてもうれしいニュース」として、V・ファーレン長崎のJ1昇格、長崎市出身のカズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞の受賞、有人国境離島法の施行を挙げた。また、来年の抱負として、県内への誘致を目指す統合型リゾート(IR)を「地方創生に寄与するものにしたい」と述べた。

 長崎市役所では28日、市議会議場で事務納め式があった。田上富久市長は「市役所の仕事は目立たない仕事がほとんどだが、どれも市民の暮らしやすさや長崎の魅力作りに役立っている。真摯(しんし)に取り組んでいただいたことに心から感謝します」などと述べ、職員の労をねぎらった。