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 日馬富士の傷害事件に端を発した相撲界の騒動は、平成の大横綱に対する「理事解任」という動きに発展した。日本相撲協会の理事会が28日まとめた処分案に対し弁明せず、報道陣に無言を貫く貴乃花親方。混乱する相撲界。ファンからは嘆きの声が漏れた。

 東京・両国の国技館で午前11時に始まった日本相撲協会の臨時理事会。貴乃花親方(元横綱)の処遇は、理事会では処分が決定できない「降格」まで踏み込んだ重い案でまとまった。

 会議室で貴乃花親方と八角理事長(元横綱北勝海)が真っ正面に対峙(たいじ)するなか、危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)が25日に協会として貴乃花親方から直接聴取した内容が、初めて公開された。

 なぜ10月29日に鳥取県警に被害届を出した後も、協会には何の報告もしなかったのか。「貴ノ岩ではなく、別の部屋の力士であったら報告したかもしれないが、自分の弟子のことだから調べようと思った」

 こうした言い分に対し、高野氏は「けがをした者が自己の部屋に所属するかどうかはおよそ理由にはなりえない」とし、「理事そして巡業部長として緊急事態発生の報告を怠ったことの責任は大きい」と断じた。

 なぜ危機管理委員会からの再三の聴取要請を拒否し続けたのか。貴乃花親方は「委員会が貴ノ岩を聴取することは、警察の捜査に支障をきたす」と九州場所中から繰り返してきた意見を主張したという。だが高野氏は、聴取の是非を県警に事前に問い合わせ、「協会の判断に任せる」との了解を取っていた。「このことは貴乃花親方も承知していたはずで、委員会の要請を拒否する理由はどこにもなかった」と報告した。

 「貴乃花親方は協会への報告義務と調査への協力を怠った。忠実義務に著しく反するものと言わざるを得ない」。危機管理委員会が導いた結論を受け、執行部から貴乃花親方に辞任の意思があるかを問うたが、貴乃花親方は拒んだという。

 理事会後の記者会見で八角理事…

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