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 稽古中の若手力士が、「かわいがり」と称する暴行により死亡した事件の発覚から10年。警察署は当初「病死」と判断し、遺体から事件性の有無を調べる「検視官」を呼ばず、初動が遅れた。事件を教訓に、犯罪による死を見逃さない態勢づくりが全国の警察で進められた。10年間で何が変わったのか。検視の現場を追った。(松本龍三郎、鈴木春香、杉浦達朗)

 2007年6月に愛知県犬山市で序ノ口力士・斉藤俊さん(当時17)が稽古中に亡くなった。犬山署は当初、「病死」と判断。検視官の出動を要請しなかった。署は県警本部の検視官室に遺体の特徴や死亡時の状況をまとめた書類をファクスで送っていたが、検視官はちょうど出払っていた。

 検視官が書類を確認した時には、すでに遺体は遺族の元に戻されたあとだった。外傷の多さを不審に思った遺族が地元の新潟大学に解剖を依頼し、多発外傷によるショック死と判明。9月に親方や兄弟子らが暴行を認め、翌年に傷害致死などの容疑で逮捕された。

 この事件をきっかけに、警察は…

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