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ロータリーエンジンの半世紀 栄光編

 スピードを競うことに、果たしてどれほどの意味があるのだろう。

 それは結果的にまばたきほどの間、100分の1秒、1千分の1秒ほどの差でしかないことも。得られるのはただ栄誉だけだ。

 しかも「一線」を越えれば、重大な結果となることもある。それでも人と機械は限界へ近づこうとする。人々はその行為に興奮し、心揺さぶられてきた。ルールは簡単だが、究めるのは困難。だからこそ三つの世紀をまたぎながらも、レースはいまだ、人を惹(ひ)きつける。

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 自動車レースの起源は19世紀の欧州にさかのぼるとされる。当時車を持つことができるのは富裕層に限られ、「騎士道精神」に基づき争われた。それゆえか、勝者をたたえる場に王侯貴族が列席することも珍しくはなかった。

 1953年8月、皇太子だったころの天皇陛下が、海外訪問中に旧西ドイツでF1レースを観戦した記録が残る。

 「殿下の人気はたいへんなもの…

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