薄明の空を光の点がゆっくり横切っていく。29日の日の出前、日本人宇宙飛行士の金井宣茂さんが滞在している国際宇宙ステーション(ISS)の光跡を、写真家の武田康男さん(57)が、富士山を望む静岡県御殿場市から撮影した。
武田さんによると、西北西の空に光が見え始めたのは午前6時3分ごろ。周りの星よりもひときわ明るく輝いていたという。ゆっくり動いていく様子を0・5秒露光で1秒ごとに連続撮影し、64コマの写真を合成した。
武田さんは「ISSから金井宣茂さんも富士山を見ているのかなと思いをはせました」と話していた。(中山由美)
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