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 「おかめ納豆」のブランドで知られる納豆メーカー最大手の「タカノフーズ」が31日、主な商品の出荷価格を4月から1~2割引き上げると発表した。値上げは27年ぶり。「円安で原材料の輸入大豆が高止まりしているのに加え、遺伝子組み換えでない大豆を確保する経費もかさんだ。人件費なども上昇し、今後も続くと見込まれるため」と理由を説明している。

 値上げするのは、「極小粒ミニ」「まろやか旨味(うまあじ)ミニ」など5商品。5月からは「旨味かつおミニ」「旨味ひきわりミニ」などさらに5商品が加わる。

 一方、同じく業界大手の「あづま食品」も5月以降、「極小一番」「おろしだれ納豆」など全商品を、順次1~2割値上げするという。業界2位のミツカンは「現時点で値上げの予定はない」としている。

 全国納豆協同組合連合会によると、健康食で安く、簡単に食べられる納豆は近年人気が高まっており、市場規模は拡大している。一方、スーパーの特売商品になりやすく、小売価格は下がり続けてきた。出荷価格が上がることで、小売価格も上がると見込まれる。(杉浦幹治)