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 神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件をめぐり、少女の両親は31日発表したコメントの中で「防犯カメラの見落としがあった」と記した。

 群馬県警によると、昨年8月28日午後7時すぎ、少女が小田急片瀬江ノ島駅(神奈川県)の改札を白いシャツ姿で1人で出る姿を防犯カメラの映像で確認した。

 事件発覚後に調べ直したところ、その映像の後に黒いTシャツ姿で帽子をかぶって改札に入る姿も映っていたという。県警幹部は「服装がまったく異なっていたため、改札を出た際の被害者と同一人物とは判断できなかった」と説明した。

 両親は「犯罪発生を前提とした捜査にはならず、痕跡をたどってもらえなかった」とも記した。この点について県警は「犯罪と認定するまでの事実がつかめなかった」と説明した。一方、神奈川県警の捜査関係者によると、群馬県警から捜査を行うとの連絡を受けたため、神奈川県警として防犯カメラの捜査は行わなかったという。駅周辺の捜索は行ったが、手がかりは得られなかった。

 両親は「警察に対する批判と受け止められることは本意ではありません。今後、二度とこのような悲惨な事件が起きないことを願う遺族の気持ちとして受け取っていただければ幸いです」としている。