三浦惇平
元日にかけてパチンコ店の夜通し営業が許されている三重県。特例の発祥の地といわれる伊勢神宮のおひざ元、同県伊勢市で、年越し営業の様子を見た。
全国から初詣客が訪れる伊勢神宮から10キロほど。幹線道路からは少し外れた、開業30年を超える小規模店で取材の許可を得て、記者が定点観測した。
取材を始めたのは31日の昼。駐車場には、県外のナンバープレートをつけた車が既に多く止まっている。109台のスロットが並ぶコーナーには、20代くらいの男性客の姿が目立った。
滋賀県甲賀市から来たという男性会社員(25)の足元には、コインの入ったケースが山積みになっていた。「年末にいい思い出になりました」。前日に三重県に入り、店を「下見」した。ビジネスホテルで一泊し、開店時間の午前9時に来店したという。「体力が続く限り、頑張りますよ」
他にも、京都や和歌山からスロットを目当てに来店したという客に出会ったが、伊勢神宮には立ち寄らないという客ばかりだった。「人が多すぎる」「広くて歩くと疲れるやん」などと口々に答えた。
「あけましておめでとうございます」
元日午前0時、店内には従業員の新年を祝う声が響いた。
年が明けても、客の来店は続く…
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