天皇陛下は2日、新年を祝う一般参賀で皇居・宮殿の東庭に集まった参賀者に新年のあいさつをした。

 この日の参賀者は、平成に入って最多の12万6720人。皇居前には朝から長蛇の列ができ、宮内庁は予定より15分早く開門した。その後も参賀者は途切れることなく、同庁は5回目の参賀の予定時間を20分遅らせるなど対応に追われた。

 千葉県野田市から来た長内きささん(68)は「もうすぐ退位されることもあり、絶対参加したいと思った」。昭和の時代から35年以上足を運んでいるという埼玉県蕨市の畠山千恵子さん(74)は「この30年で両陛下とも髪が真っ白になり、ますます優しそうになられた。一般参賀も平成のはじめより人が増え、天皇陛下の姿がなかなか見えないくらい。新天皇にも、一般の人と同じ目線の高さで話す、優しい天皇陛下の姿を引き継いで欲しい」と話した。

 秋篠宮家の長女眞子さまは11月に予定している結婚式の後、皇室を離れるため、参賀への出席は最後。空色のロングドレス姿で感慨深そうに参賀者に手を振っていた。長野市から来たパート従業員の女性(69)は「皇室を離れた後は、ゆったりしたお気持ちでお過ごしいただきたい」と話していた。(中田絢子、多田晃子)