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 3日に東京ドームであったアメリカンフットボールの日本選手権・プルデンシャル生命杯第71回ライスボウル(朝日新聞社など主催)で2連覇した富士通フロンティアーズのマネジャー、柏原竜二さん(28)は「チャンピオンズ」の英字が入ったそろいの帽子をかぶり、チームメートらと最高の瞬間を分かち合った。

 東洋大時代に箱根駅伝の山登りの5区で4年連続区間賞を獲得するなどして活躍し、「山の神」の異名を取った元陸上選手だ。東洋大の後輩たちが奇(く)しくも天下の険で、青学大に逆転総合優勝をさらわれたこの日、自身がいま所属する富士通はアメフトで、学生王者の日大に圧勝した。

 陸上の競技引退後の昨年4月にフロンティアーズのスタッフに転じた28歳は、裏方業務に忙しく、この日の東京ドームでの日本一決戦の行方を見守る余裕はなかったという。その分、表彰式の合間には、選手と固く握手を交わしたり、スタッフ同士で肩を組み記念撮影したりして余韻に浸った。

 人生初のアメフトシーズンを日本一で締めくくり、「土日も休まずに、体を動かしてきた選手たちの努力が報われて良かった。そのために僕らも頑張ってきた」。撤収作業の手を止めることなく、喜びをかみしめていた。(富山正浩)