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 3日午後9時40分ごろ、長崎市かき道5丁目にある市営住宅(鉄筋コンクリート3階建て)の3階の部屋に住む会社員、宮本紗貴さん(31)から「部屋から火が出て、子ども2人が取り残されている」との110番通報があった。

 長崎市消防局が消防車など15台を出して消火作業にあたり、約40分後に火の勢いはおさまったが、長崎署によると、宮本さん宅の約70平方メートルを全焼。部屋の中から、宮本さんの長男・由翔(ゆうと)君(8)と次男・恵翔(けいと)君(6)が意識不明の状態で見つかり搬送されたが、その後、病院で2人の死亡が確認されたという。

 火災があった部屋の隣に住む男性(47)は、同日午後9時半ごろにインターホンが鳴り、「子どもが風呂場にいる。助けて」と、宮本さんに言われたという。宮本さんは顔がすすで黒くなり、かなりうろたえた様子だったという。玄関の方に向かったが、熱風と煙がひどく、中には入れなかったという。男性は「本当にあっという間だった」と話していた。

 現場は、JR長崎駅の東約9キロにある市営住宅や県営住宅が立ち並ぶ地域。