くまモンのイラスト、海外解禁だモン 利用料は徴収

大畑滋生
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 熊本県は4日、海外で人気が高まっている「くまモン」のイラストの海外での利用を、8日から解禁すると発表した。国内では原則無料の利用料を海外では徴収する。

 2010年に登場して以来、イラストの利用は原則、国内に限定。14年から県内企業が商品を輸出する際や、県が関わるイベントなどに限定して海外での利用を認めてきた。

 しかし、近年、中華圏や東南アジアなどで人気が高まり、海外企業から利用を認めるよう求める声が増えたため、国内企業の海外向け商品や海外企業にも利用認めることにしたという。

 国内では、熊本の観光地や農産物のPRにつながることを条件に、無料で利用できるようにしている。海外ではPRを求めない代わりに、小売価格の5~7%(県内企業は3~5%)の利用料を課す。海外での利用許諾は、広告大手「アサツーディ・ケイ」(東京)などが代行。利用料は偽物商品の監視などに充てるという。

 欧米での知名度向上を目指し、くまモンが主人公のアニメ制作の計画も発表。19年の放映開始を目指す。

 蒲島郁夫知事は記者会見で「県だけで管理するというのが難しくなっていた。『かわいい子には旅をさせよ』。欧米への本格進出は大きなチャレンジだが、我々の期待を大きく超えてくれるだろう」と話した。(大畑滋生)