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 沼津港深海水族館(沼津市千本港町)に、タカアシガニの甲羅に絵を描いて作ったお面を正面に据えた「高脚蟹(たかあしがに)神社」がお目見えしている。14日まで。

 世界最大のカニといわれ、沼津市の戸田漁港で水揚げされる特産品。戸田地区では大正時代から甲羅に絵を描き、家庭の玄関などに飾る文化が生き続けている。魔よけのお面の伝統があるという。

 同水族館の石垣幸二館長によると、2千万年前の地層から化石が出たというほど古い。「長寿、生き残るという意味で、非常にラッキーな生物」と語り、長寿と厄払いの両方の願掛けができると力を込める。

 タカアシガニのお面を据えた奥には商売繁盛の恵比寿天が、3億5千万年前から存在したとされる「生きた化石」シーラカンスを小脇に抱えて笑顔で鎮座。周りを固める他の七福神の顔は、すべてタカアシガニの甲羅で作製したという。(常松鉄雄)