経済政策の柱、膨らんだ助成 スパコン開発巡る詐欺事件

有料会員記事

伊藤舞虹、杉本崇
[PR]

 スーパーコンピューター開発を巡る国の助成金詐欺事件で、東京地検特捜部は4日、助成金約1億9千万円をだまし取ったとして、スパコン開発会社「PEZY Computing」の社長だった斉藤元章容疑者(49)と元部下の鈴木大介容疑者(47)を詐欺容疑で再逮捕した。

 安倍政権はスパコン開発を経済政策の柱の一つに据え、15年以降、毎年、政府の成長戦略でも言及している。政府幹部は「開発競争が激化する中、スパコンは人工知能(AI)量子コンピューターと並んで『三種の神器』と言ってもいい」と重要性を強調する。

 こうした方針を受け、NEDOへの国の運営費交付金は13年度の約1200億円から17年度には1400億円に増加した。NEDOは「近年、スパコン開発の助成金で目立ったのはPEZY社だけだった」と説明しており、年々、斉藤容疑者が関連する会社への助成金が膨らんでいったとみられる。

 一方、PEZY社と斉藤容疑…

この記事は有料会員記事です。残り682文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら