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 東芝の米原発子会社で経営破綻(はたん)したウェスチングハウス(WH)を、カナダ系の投資会社ブルックフィールド・ビジネス・パートナーズが買収することになった。WHとブルックフィールドが4日、約46億ドル(約5200億円)の買収額で合意したと発表した。ブルックフィールドは、ほかの投資ファンドとともにWHの全株を取得する。今年7~9月に手続きを終える予定としている。

 WHは米国で受注した原発4基の工費が大きく膨らみ、昨年3月に米連邦破産法の適用を申請し、裁判所の監督下にあった。今後は投資会社のもとで経営再建を進める。すでに東芝の連結対象から外れており、東芝の業績への直接的な影響はない見通し。東芝は「当社を含む債権者にとってよいニュース。今後、WHの経営再建が前進すると認識している」(広報)としている。

 ブルックフィールドは、北米や豪州、中東などのエネルギーやインフラ事業に投資している。同社のマダン最高経営責任者(CEO)は「WHは業界のリーダーの地位を確立している。我々が米国や世界で培ってきた専門性や評判を生かしたい」とコメントした。

 WHをめぐっては、原発2基を発注した米スキャナ電力が建設続行を断念。建設コストが経営を圧迫し、米エネルギー大手への身売りを3日に発表したばかりだった。(ニューヨーク=江渕崇)

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