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 「早いもので、あれから50年が経つんです」。そう教えてくれたのはメキシコ五輪のマラソンで銀メダルに輝いた君原健二さん(76)だ。

 1968(昭和43)年1月9日、64年東京五輪のマラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉さんの遺体が、所属する自衛隊体育学校内で見つかった。27歳。自殺だった。メキシコ五輪を9カ月後に控えていた円谷さんの遺書には「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」とあった。アキレス腱(けん)などの故障に悩んでいた。

 時は流れて今年の1月2日。箱…

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