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 8日午後4時45分ごろ、沖縄県読谷(よみたん)村(そん)儀間のゴミ処分場に米軍ヘリコプターが不時着した。県警によると、住民や乗員2人にけがはない。県内では6日にもうるま市の伊計(いけい)島で米軍ヘリが不時着したばかり。相次ぐ米軍機の事故やトラブルに、県内で反発が強まるのは必至だ。

 現場は、海沿いのリゾートホテル「ホテル日航アリビラ」から約400メートル離れた一般廃棄物最終処分場。県警や消防によると、ヘリに大きな損傷は見られない。周囲は畑だが、300メートルほどの所に住宅地がある。

 沖縄防衛局によると、不時着したのは米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の攻撃ヘリAH1。乗員は県警に「飛行中に機内で警告灯が点灯し、天気も悪かった」と話し、事故を避けるための予防着陸をした、と説明したという。

 県内では6日にも普天間飛行場所属の多用途ヘリUH1が不時着。8日午前に大型ヘリがつり上げ、伊計島から南西へ約10キロ離れた米海軍の基地「ホワイトビーチ」(うるま市)に運んだばかりだった。

 翁長雄志(おながたけし)知事は、読谷村での不時着が起きる前の8日午後、名護市内で記者団に「(米軍機は)いろんな事故を起こして、何ら改善もされないまま県内を飛び交っている。基地を預かる沖縄県の知事として、本当に憤懣(ふんまん)やるかたない」と語った。

 一方、沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は8日夜、記者団に、米海兵隊の全航空機の点検を行うことを米側に求めたことを明らかにした。全米軍機の飛行中止と緊急点検は12月に県が求めていた。