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 9日午前8時20分ごろ、前橋市北代田町の県道で、85歳の男性が運転する乗用車が自転車の女子高校生2人をはねる事故があった。前橋署によると、女子高校生は2人とも意識不明の重体。男性も頭を強く打ち、病院に運ばれた。

 現場は片側1車線の直線道路。調べでは、乗用車は北から南へ向かう途中、対向車線の車と接触し、縁石に乗り上げて民家の塀と衝突し横転。自転車で縦列で走行中だった女子高校生2人を巻き込み、さらに別の車とぶつかって停止したという。

 市立前橋高校によると、事故に遭ったのは同校の1年生(16)と3年生(18)。始業式に向かう途中だった。

 男性の息子の妻(56)によると、男性には普段から物忘れなどがみられ、免許返納を勧めていたが拒まれていた。昨秋には認知機能検査を経て免許が更新されたという。「物損事故を数え切れないくらい起こし、いつも『運転はやめて』と話していた。今朝も(家族にとめられないよう)隠れるように出て行ってしまった」と話す。「高校生の子が心配で、心配で……。本当に申し訳ない」と涙を流した。