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とりめし(税別280円)

 スーパーヤオスズで1日50パックを売ることもある地元の味「とりめし」です。よく見ると“高浜とりめし学会公認”のシール。学会は、地元愛知県高浜市の郷土食で地域を元気にしたいと2010年に発足。B-1グランプリでその活動を評価されて「高浜とりめし」の名を世に広めました。

 学会では「地元の経済発展に寄与するもの」という定義を大切にして、公認していますが、レシピに関しては意外に緩やか。「鶏肉と米を使う料理」「なるべく地元の食材を使用」の2点だけ。これには、100年ほど前に地場産業として卵の生産が始まった市の歴史が関係しています。

 卵を産まなくなった親鶏の硬い肉を美味(おい)しく食べる工夫として養鶏農家から発祥。家庭の味のため、狭い地域の中でも味付けや具材に違いがあり、学会でもその点を考慮しています。

 ヤオスズの味は高浜市小池町のとりめし名人のレシピでちょっぴり甘め。こっくりと味付けした鶏肉やニンジン、油揚げなどの具材を混ぜた艶(つや)やかなご飯が人気の秘密。じつは名人の家の秘伝の技ごと、ヤオスズに伝えられているのです。

採取地

ヤオスズライブ店 食彩館

(愛知・刈谷)

0566・23・4171

デジタル余話

 高浜市役所によれば、市内には今も8軒の養鶏農家さんがいらっしゃるそうです。高浜は住宅も多い地域で隣は工場も多い刈谷市。取材しなければ知らない高浜の横顔でした。

 ところで、秘伝の技は教えられませんが、ヤオスズの秘密を一つ。油揚げは高浜でとても有名なお豆腐屋さん「いしかわ」製です。ちゃんと「地元の食材を使う」のルールを守っています。

     ◇

 菅原佳己(すがわらよしみ) スーパーマーケット研究家。著書に「日本全国ご当地スーパー掘り出しの逸品」など。

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