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 チューニングカーとドレスアップカーの祭典「東京オートサロン」が12日、千葉・幕張メッセで始まる。国内新車市場が頭打ちになる一方で、熱心なクルマ好きが集まる毎年開催の催しとして規模拡大を続ける。チューニングショップや改造部品メーカーに加え、近年は国内外の完成車メーカーも積極的に出展。メーカー自ら市販車両のカスタマイズを提案することで、アフターパーツ市場の取り込みを図る。

 トヨタ自動車は、レース部門「ガズーレーシング」ブランドで「GRスーパースポーツコンセプト」を発表する。詳細は明らかにされていないが、モータースポーツで培った技術をフィードバックした試作車という。「レクサスLFA」のように限定販売のスーパースポーツとして市販されるかどうか注目される。また、ドレスアップ部品子会社のモデリスタからは、年内に発売する次期型「クラウン」をローダウンした試作車を出品する。

 発売間近のモデルをベースにカスタマイズを発表する例は増加傾向にある。見込み客の関心を引く狙いだ。三菱自動車は新型SUV「エクリプスクロス」、ホンダは次期型「CR―V」のカスタム試作車を出品する。

 そして、来場者にとって最も身近で興味深いのが現行車種のカスタムだろう。日産自動車は、アウトドア風の装いを施した「エクストレイル」や「NV350キャラバン」をそろえる。スズキはキャンプ仕様の軽ワゴン「スペーシア」や、フィッシング道具を積むのを想定してキャビンを広げた軽トラック「キャリイ」を提案する。ダイハツ工業は、伊デ・トマソ社の名前を冠した往年の高性能モデルを思わせる赤と黒のツートーン色の「ミライース」や、釣り具ブランドとコラボした「ハイゼットカーゴ」のデッキバンを出展。マツダは、昨年末に発売したばかりの「CX―8」をシックに仕立てた試作車を用意する。いずれも参考出展だが、反響次第では純正アフターパーツとしての市販化もありそうだ。

 東京オートサロンは14日まで。12日は報道公開と一般特別公開。13~14日の入場料(当日券)は大人2500円、中高生1800円。期間中はドリフトのデモ走行やミニライブ、ヴィンテージカーやレーシングカーが出品されるオークションなどの催しがある。(北林慎也)

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