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 中国・北京市の企業が、青森をローマ字にした「AOMORI」を商標出願していることが分かり、県は5日付で関係7団体と連名で中国商標局に異議を申し立てたと9日、発表した。「地名が一企業に独占されるべきではない」としている。

 県によると、「AOMORI」は2016年8月に中国商標局へ登録申請され、事前審査を経て昨年10月から公告された。中国の商標法は異議申立期間を3カ月と定めているが、昨年11月下旬に公告を発見した農林水産省から県に連絡があった。

 企業の事業内容や出願の目的などは不明だが、商品の区分は空調機器や空気清浄機だった。県は将来的にこれらを中国に輸出する県内企業が不利益を被る可能性があると判断、県工業会や県中小企業団体中央会などと連携して異議を申し立てた。今後は補完資料などを提出し、中国当局の判断を待つ。

 中国の商標を巡っては、過去にも漢字で「青森」の名称が出願されたが、異議申し立てが認められている。このほか、「弘前」や「OKAYAMA」(岡山)も同様の商標出願があったことが判明している。