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 消防車の製造大手「モリタ」(兵庫県三田市)は、少ない水や海水でも十分威力を発揮する消火剤を開発した。阪神・淡路大震災では水が確保できず、東日本大震災では津波で河川に海水が流れ込んだ。大災害で想定外の状況に直面しても、迅速に消火活動ができるように開発したという。

 開発を担った坂本直久さん(55)は23年前、火に包まれた神戸の街で、消火栓から水が出ず、消火活動がなかなか進まない様子をテレビで見た。「水がなかったらどうするのか考えさせられた」と振り返る。

 日本では市街地ならば消火栓があり、川の水も使える。通常は水を集める苦労はない。一方、欧州では水に空気と薬剤を混ぜ、泡状にした消火剤が広く使われているという。モリタは少ない水でも対応できる泡消火剤の開発に乗り出した。

 消火剤は河川や田畑に流れ込む可能性もあり、環境面に配慮。水だけよりも10倍以上も効率よく火を消せる泡消火剤を完成させ、全国の消防で採用された。

 ところが、東日本大震災の発生…

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