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 イラン各地で先月28日から続いた抗議デモを巡り、同国の最高指導者ハメネイ師は9日、「米国や英国などのイスラム体制を転覆させようとした試みは失敗した」と述べ、あくまで抗議デモが外国勢力の介入によるものとの立場を示した。イランメディアが伝えた。

 物価高などに抗議する形で始まったデモは、タブー視されていたハメネイ師の批判にまで飛び火したが、同国の精鋭部隊・革命防衛隊が「暴動は終結した」と宣言した3日以降、大規模な衝突はなく、収束したとみられる。

 ハメネイ師は「最近の出来事については、人々の正しく正直な要求は、特定の勢力による暴力や破壊行為とは分けて考えなくてはいけない」と強調。「国全体で人々の求めに応じていくべきであり、私にもその責任がある」と述べた。

 一連のデモでは、少なくともデモ参加者ら22人が死亡。600人以上が逮捕された。当局はデモの情報源となったインターネットのSNSを遮断するなどして対応。革命防衛隊は7日にも「(デモを)警察などとともに打ち倒した」との声明を出し、デモ鎮圧を強調した。(テヘラン=杉崎慎弥

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