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 カヌー・スプリントの鈴木康大(やすひろ)選手(32)がライバルの小松正治(せいじ)選手(25)の飲み物に禁止薬物を混入させた問題で10日、小松選手が代表合宿中の石川県小松市内で報道陣の取材に応じた。「プライベートでも仲が良かったので、ショックは大きい。やったことは反省して欲しい」と語った。

 自らがカヌーを始めた頃から鈴木選手はトップ選手だったといい、「同じ代表チームに入るとは思わなかった。憧れの人だった」。昨年10月に暫定的な資格停止処分を受けた後にも最初に相談し、「連盟の上の人に話せばいい」などとアドバイスを受けていたという。

 処分を受けてから、身の潔白が証明されるまでについて、「2020年東京五輪は無理、という絶望感があった。精神的につらかった」と明かした。普段から飲み物には注意を払っており、過去にパドルがなくなることもあったため、誰かの関与があったと、「ピンときた」とも振り返った。ただ、「証明はできず、焦りとショックがあった。鈴木さんに関わらず周りの人間を疑ってしまった」という。

 そして「鈴木選手の自白がなかったら、停止処分を受けたままだった。そこは感謝している。東京五輪に向かって頑張っていきたい」とも語った。