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 13日から始まる大学入試センター試験で、毎年繰り返されているトラブルがある。「地理歴史」「公民」などで受験科目数を変更できると勘違いし、試験開始時刻を間違えるというものだ。高校や大学側が誤った指示をした例もあり、大学入試センターは「受験科目数と開始時刻の確認を」と呼びかけている。

 「地理歴史」「公民」は別の教科だが、同じ時間に試験を行う。試験の開始時刻は受験科目数によって異なり、今年は2科目なら13日午前9時半、1科目なら同10時40分だ。

 受験生が1科目を受けるか2科目を受けるかは志望大学や学部によって決まり、出願時に登録する。当日の変更はできず、2科目受験で登録をした場合は1科目受験の開始時刻に会場へ行っても入れてもらえず、受験できない。1科目だけ受けての退席も認められない。理科②も同様だ。

 現在の仕組みは2012年から導入されたが、センターによると開始時刻をめぐるトラブルは13年以降、毎年続く。昨年は「受験科目数を変更できる」と高校で間違った説明を受け、間に合わなかった受験生が6人おり、一橋大試験場(東京都国立市)では職員が2科目受験の受験生2人を1科目受験者の控室に誘導し、待機させた。これらの受験生は繰り下げで受験が認められたが、本人の勘違いで間に合わず、受験できなかったケースも複数あったという。センターは高校や大学の担当者に向けた説明会で注意を喚起している。

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 今年のセンター試験の志願者数は、昨年より6702人多い58万2669人。全国695カ所の試験場で14日まで行われる。(片山健志)