[PR]

 タイ警察当局は10日、2003年7月に津市で暴力団幹部(当時42)が射殺された事件に関わった疑いがあるとして国際手配されていた元暴力団幹部の白井繁治容疑者(74)を不法滞在の疑いで中部ロッブリー県で逮捕した。白井容疑者は殺人事件への関与については否認しているという。近く日本に移送される。

 警察関係者によると、白井容疑者は05年にタイに入国し、同県でタイ人女性と暮らしていた。逮捕時にパスポートは持っていなかったという。昨年8月、フェイスブックに入れ墨を見せる男の写真が投稿され、地元紙が「サムライのタトゥー」などと報じた。入れ墨の特徴が白井容疑者と酷似していたことから、日本とタイの警察が協力して潜伏先を突き止めたという。

 事件では、指定暴力団山口組系傘下組織の幹部が津市の自宅で頭を拳銃で撃たれて殺害された。複数人が共謀したとみられている。(ヤンゴン=染田屋竜太)