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 石川県の石川テレビ(フジテレビ系列、金沢市)と、北陸放送(TBS系列、同)で10日夜、放送が中断するトラブルが発生した。鉄塔への落雷が原因とみられ、11日朝になってもトラブルは続き、石川テレビ、北陸放送ともに発生から15時間以上経過した午前10時20分過ぎに仮アンテナで放送を再開した。石川テレビは、「完全復旧ではないが、大部分の世帯で視聴できる」としている。

 石川テレビによると、10日午後6時40分ごろから金沢市や加賀市など、石川県南部の広い範囲で電波の送信が止まり、約38万世帯で視聴できなくなった。北陸放送は同日午後7時前に金沢市など県南部で放送が中断し、約38万世帯で視聴できなくなった。北陸放送は金沢市内にある石川テレビの鉄塔を共用して送信機器を設置している。

 電波の送信が止まった後に石川テレビの社員が鉄塔にのぼり、ケーブルから火花が出ているのを確認して119番通報、消防車が出動した。両社は鉄塔への雷の直撃が原因の可能性があるとしている。

 総務省放送技術課によると、改正放送法が施行された2011年以降で、主要な放送局がこれほど長時間停波したのは初めてという。

 石川テレビはホームページやツイッターで、北陸放送もツイッターや同社のラジオなどで中断を告知。両社とも10日深夜から11日未明の間にケーブルテレビ加入者は視聴できるようになっていたという。(板倉吉延)