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 海南市の下津町地域の特産品「蔵出ししもつみかん」の出荷が20日ごろから始まるのを前に、農家が出荷に向けた作業を行っている。

 「蔵出ししもつみかん」は、12月ごろに収穫されたミカンを木箱に入れ、蔵の中で熟成させたもの。毎年1月から3月にかけて出荷されている。蔵の中の温度は5~10度、湿度は80~90%に保たれ、ミカンの水分を飛ばすことで甘みが増し、酸味の少ないまろやかな味となっているのが特徴だ。

 JAながみねによると、昨年の5~6月に降水量が少なかったことなどの影響で例年と比べ出荷量は少ないが、糖度が高くなっているという。北海道や大阪府などを中心に、約3500トンを出荷する予定だ。

 同市下津町青枝(あおし)のミカン農家岡本芳樹さん(59)は出荷を前に、木箱を一つ一つ点検しミカンの状態を確認する。岡本さんは「量は少ないが、例年以上の仕上がり。ぜひ食べてもらいたい」と話した。(市川由佳子)