宮内庁の山本信一郎長官は11日の定例会見で、恒例となっていた天皇、皇后両陛下の大相撲初場所(14日初日、東京・国技館)の観戦について、日本相撲協会から辞退したいと連絡があったことを明らかにした。協会は昨年10月に宮内庁に観戦の願いを出し、場所中日の21日の観戦に向けて内々に準備が進められていた。元横綱日馬富士による傷害事件や立行司・式守伊之助のセクハラ行為を受け、協会は「昨今の状況から辞退したい」と説明したという。

 両陛下の大相撲観戦は八百長問題などで途絶えた時期もあったが、毎年1月の恒例となっていた。両陛下にも今回の事態を報告したといい、山本長官は「残念に思われているのではないか」と話した。(島康彦

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 天皇、皇后両陛下の大相撲初場所の観戦を辞退した日本相撲協会は11日、以下の通り、八角理事長のコメントを発表した。

 暴力問題に加えて、新たな不祥事を起こしてしまったことから、今週初め、1月場所の行幸啓(ぎょうこうけい)をご辞退申し上げたいとお伝えしました。誠に申し訳なく、おわび申し上げます。