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 米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる山林に計画されている風力発電施設の建設について、県環境影響評価審査会が11日、大津市内であった。計画については米原市などが鳥類への影響を懸念し、専門家らの詳細な調査や評価などを求めている。出席した事業者は「調査のうえで」と前置きしながらも、事業中止もあり得るとの認識を示した。

 計画には、米原市などが騒音や風車の影といった生活環境のほか、イヌワシなど鳥類にも重大な影響があるとの懸念を示してきた。また審査会を前に、県の一部の課も「(鳥類などへの影響を考え)事業の取りやめ(ゼロ・オプション)を含む事業計画の抜本的な見直しの検討」を求める意見を出していた。

 審査会では、これらの意見に対する事業者の見解が示された。審査会の委員が「事業をしないことも考えているのか」と問うと、事業者は「まずはしっかり調査したい。調査結果をふまえて重大な影響がある場合は事業中止も考えております」と述べた。県は今後、環境配慮書に対する知事意見を事業者へ提出する。(真田嶺)