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 11日午前10時35分ごろ、大阪府八尾市北本町2丁目の将棋駒の展示・販売をする「将棋博物館 二歩」の男性社長(58)から、「駒が奪われた」と110番通報があった。府警によると、男が女性店員(36)を羽交い締めにするなどして将棋駒約40セットを奪って逃げたといい、被害額は約5千万円に上るという。

 八尾署によると、同日午前10時20分ごろ、女性店員が店に入ろうとしたところ、後ろから男が「静かにしろ」と何かを突きつけて羽交い締めにしたという。その後、店員を椅子に縛り付け、ショーケースを割るなどして陳列されていた駒を奪って逃げた。この日、店は休みだったという。

 社長によると、仕入れ値が最も高いのは、明治時代の駒で約540万円。ほかに、駒づくりで名高い豊島龍山のツゲ材の駒などが奪われたという。社長は「200セットぐらい展示していたが、価値の高いものだけをとられた。何度も東京に通って買った駒で、娘のように思っていたので悲しい」と話した。

 防犯カメラには、黒い帽子、上下とも黒い服装で、白いマスクをつけた男が映っていたといい、府警が強盗容疑で調べている。