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 お母さんのおなかの中にいる間に赤ちゃんの病気を治療する「胎児治療」は、国内では2002年に本格的に始まった。治療は超音波診断や内視鏡手術など医療技術が進んだことで試みられるようになった。公的医療保険が適用されて一般的になったものから、臨床研究段階のものまで様々だ。

 公的医療保険が適用される治療は二つ。一つは胎児の胸に水がたまる「胎児胸水」で、胎児の胸に直径1・5ミリの管を入れてたまった水が羊水に流れるようにする。

 もう一つは、双子の胎児に胎盤からの血液の流れが不均等になる「双胎間(そうたいかん)輸血症候群(TTTS)」のレーザー治療だ。年間約200件と、胎児治療の中で最も多い。宮城県立こども病院産科長の室月淳さん(57)は「これまでの治療に比べて救命率や後遺症が大きく改善された」と話す。

 従来は血液が多く流れる胎児の…

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