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 野田聖子総務相は12日の閣議後会見で、夫と障害のある長男を伴って9~11日に行ったフィリピン出張について「総務相として与えられた仕事をきちんとでき、家族ともども元気に帰国した」と述べた。ドゥテルテ大統領との会談は予定時間の1・5倍におよび、「想定以上に前向きな話ができた」という。

 野田氏は「現状、女性が子どもを家に置いたまま長期出張に出るのは事実上不可能」と指摘。「仕事ができる女性たちが、それ故に仕事に貢献できないのは国にとっても損失だ」とした上で、「女性たちの働き方の多様化に一石を投じ、できないことをみえる化、できる化していくのが私の役割だ」と述べた。

 「直接参考にしたわけではない」と断った上で、昨年11月に会談した米トランプ大統領の長女で補佐官のイバンカさんの働き方にも言及。「彼女がお子さんを同伴して視察などをしているのを垣間見た。働く女性が持つ『子どもを置いて働くのは……』という悩みをどう解消するか、常に念頭に置いて取り組んできた」と話した。

 野田氏の長男は夜間も人工呼吸器の調整などが必要で、現地では総務相としての職務が終わった後に夫とともに世話をしたという。夫と長男の渡航費と、野田氏自身の分を含めたホテルの宿泊費は、野田氏が自己負担した。(上栗崇)

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