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 西宮市の今村岳司市長(45)が読売新聞の記者に「殺すぞ」などと暴言を吐いた問題で、市議会の田中正剛(まさたけ)議長(42)は12日、「『文教住宅都市』の市長として恥ずべき言動」などと発言を批判する声明文を出した。全会派から同意を得た議会の総意だという。

 田中議長は声明文で「5月の任期満了を待たず辞職する考えはないか問いたい」とし、「もしその考えがないのであれば、あらゆる自身の言動を控え、これ以上市民の名誉を毀損(きそん)しないよう慎まれたい」と指摘した。

 この日午前、今村市長に声明文を手渡した際、「現時点で辞める意思はない」と返答があったという。会見した田中議長は「これまでもたびたび議会から注意を促してきた。(声明を)出さねばならないのは情けないことだ」と話した。

 今村市長は4日の仕事始め式で、任期満了となる5月に退任する意向を表明した。式後、取材で駆け寄った読売記者に「殺すぞ」などと言って取材を拒否。翌5日の会見で、年末にこの記者が取材で自宅を訪れた際、「私有地に入ってきた」などと説明した。同日、謝罪する文書を読売新聞大阪本社に提出した。(吉沢英将)