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 指定暴力団工藤会の「上納金」をめぐる脱税事件で、所得税法違反の罪に問われた工藤会トップで総裁の野村悟被告(71)への被告人質問が12日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。野村被告個人と工藤会の金は「全く別々だ」と述べ、建設業界などからの上納金の一部を野村被告の所得とする検察側の主張を否定した。論告は3月27日、最終弁論は同29日。

 野村被告は、紺色のスーツに白いワイシャツ姿で出廷。耳には補聴器をつけていたが、質問には、ほぼよどみなく答えていた。

 争点は、工藤会の「金庫番」とされる幹部の山中政吉被告(67)が管理していた口座の一部に入った金。これが野村被告の所得なのか、工藤会のものかが争われている。

 検察側は、2010~14年に建設業者やパチンコ業界などから上納されたみかじめ料のうち、約8億1千万円は野村被告個人の所得と指摘。所得税約3億2千万円を脱税したと主張するのに対し、弁護側は「個人所得ではなく、課税対象ではない」と無罪を訴えている。

 野村被告は口座の管理方法や金…

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