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 水戸駅近くの路上では、30年ほど前からアメ車の「披露会」が続いている。地域からは路上駐車をするアメ車に安全面を不安視する声も上がる。一方で、違法駐車の可能性もあるが、目立ったトラブルなどはないことから、警察の取り締まり強化には慎重論もある。

 「ドッドッドッ……」。週末の夜、水戸駅南口に近い路上にエンジン音を鳴り響かせながら次々にアメ車が集まってくる。道路脇には派手に改造した車が並び、通行人らが写真を撮るなどしている。

 アメ車グループの男性代表(35)らによると、こうした「披露会」は約30年以上前から毎月第3土曜日の夜に開催し、同じ趣味の仲間との交流や情報交換をしてきたという。多いときは100台近くが集まったこともあるが、最近は20~30台ほど。代表は「人に迷惑をかけるような行為もしていない」と話す。

 ただ、地元には集まりに眉をひそめる人もいる。バスの男性運転手は「駐車した車の間から急に人が飛び出してくることがあり、危険な目にあった」と話す。水戸署には昨年、11件の苦情が寄せられた。

警察といたちごっこ

 披露会が開かれる市道は、駐停車禁止場所に指定されている。道路交通法では、危険防止などの例外を除き、停車も駐車もできない場所としている。

 こうした場所で違法駐車の通報を受けると、水戸署は現場に警察官を向かわせ、持ち主に移動するよう促しているという。だが、現場で取材を続けると、定期的に披露会は開かれ、警察とのいたちごっこが恒例になっている。

 警察が取り締まりを強化することはできないのか?

 交通問題に詳しい水戸市の弁護士は、駐停車違反でアメ車を摘発するなら、「駅周辺で人を待つ全ての車を摘発しなければならなくなる」と公平性を指摘する。一方、警察取材が長いジャーナリストの大谷昭宏さんは「何でもかんでも警察が罰を与えるというのは市民警察がすることではない」とした上で「まず、道路管理者の市が注意を促す立て看板を設置するなどし、対策を打ち出す必要がある。警察が動くのはその後だ」としている。

■集まれる場所あ…

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