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漫画偏愛主義

 大人の精神のままで肉体が若返る、が最近の漫画の黄金パターンだが、本作はその逆。精神は子どものまま肉体は年をとっている。これって相当な悲劇だ。松田洋子はそれを、大人のあり方を問う喜悲劇として描いている。

 ドラマ化もされた「ママゴト」で一躍メジャーになった松田洋子。「普通の家族」を夢見る人々の切ない物語をつづった「ママゴト」だったが、漫画好きな方々ならご存じの通り、ナイフで切った傷あとから赤黒い血液が出るかのような毒をもった作風が、そもそもの松田の持ち味だ。デビュー作の「薫の秘話」からして衝撃的だった。本作はその毒と、「ママゴト」に通底していた人々の人情、それをあわせもっている。

 本作は、14歳の時から事故で…

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