男女共同参画審議会会長を務め、99年の男女共同参画社会基本法の成立に尽力した慶応大学名誉教授の岩男寿美子(いわお・すみこ、本名古谷壽美子〈ふるや・すみこ〉)さんが11日、心のう血腫で死去した。83歳だった。葬儀は近親者で行い、後日「しのぶ会」を開く予定。喪主は長男公文(おぶみ)さん。

 専門は社会心理学。テレビ番組で描かれる暴力シーンが子どもに与える影響の分析で注目を集め、女性や子どもの問題に積極的に取り組んだ。82年、女性で初めて司法試験考査委員になり、国連特別総会「女性2000年会議」では日本政府首席代表を務めた。国家公安委員、「皇室典範に関する有識者会議」委員も歴任した。