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 がんとの闘病を続けながら愛知県警音楽隊を率いる米田一幸隊長(53)=警部。一時は死線をさまよったが、復帰して1年が経つ。抗がん剤治療に耐えながら、昨年は年間約200ステージをこなした。

 昨年12月2日、名古屋市内であった県警恒例の「ふれ愛コンサート」。米田隊長は、ステージの中央で満員の客席に一礼した。きれのあるタクトさばきで、管楽器や太鼓、それぞれのパートが息の合ったハーモニーを奏でた。

 米田隊長は「バンドは大きな船で、指揮者はかじ取り役。急に向きを変えて『転覆』することがないよう、全体を導くのが仕事」と話す。

 トランペットの技能を生かし、警察活動をPRすることで治安維持に貢献したい、と県警に入った。小学校の頃の鼓笛隊での経験がきっかけで中高とも吹奏楽部に所属。中部地区の大会で最優秀賞を受賞するなど頭角を現し、京都市立芸大で専門的に学んだ。県警への就職には、音楽家への道を応援してくれた家族や、当時交際中だった現在の妻を安心させたい気持ちもあった。

 音楽漬けの日々に異変が起きたのは、2014年6月。人間ドックで腎臓がんが見つかった。手術をしたが、間もなく多発性骨髄腫も発覚。かなり進行しており、ステージ3を宣告された。

 当初は、抗がん剤も打てない状…

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