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 (13日、スノーボード・ハーフパイプ男子W杯第4戦)

 今季からW杯に参戦している16歳の勢いが止まらない。開幕戦優勝、12月の3位に続き、戸塚優斗が3度目の表彰台に上がった。しかも、五輪2度優勝のショーン・ホワイト(米)、昨季の世界選手権を制したスコット・ジェームズ(豪)に肉薄の3位。世界最高峰のプロ大会「Xゲームズ」の優勝経験を持つ世界のスーパースターたちと互角に渡り合った末の表彰台で、「憧れだったこの2人に並べるなんて」と照れたように笑みを浮かべた。

 メダルをかけて臨んだ決勝3本目。「そんなに緊張もしなかった。やるだけかなって」と集中力を研ぎ澄ました。冒頭で高さ十分の3回転の空中技を成功させると、最後は大技「フロントサイド・ダブルコーク1440」(縦2回転、横4回転)をきれいに着地し、会場をどよめかせた。

 日本代表の治部コーチは「演技全体のスムーズさ、着地の安定感、技の高さ」と戸塚の特長を語った上で、「本当に、順調に成長している」と描く成長曲線に舌を巻く。

 「五輪にも良い自信が持てるんじゃないかな」と戸塚は言う。ホワイトも、ジェームズも、もう「憧れ」ではない。ライバルとして「五輪では、抜かしたいですね」と言い切った。(吉永岳央)