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 欧州歴訪中の安倍晋三首相は14日(日本時間同日)、バルト3国での全日程を終えて東欧3カ国へ向かった。今回の6カ国は日本の首相が在任中に初めて訪問する。安倍首相は核・ミサイル開発をやめない北朝鮮への包囲網を大国以外にも広げ、日本との経済関係の促進も図る考えだ。

 「地元の皆さんから温かい歓迎を受けることができた。それも、杉原千畝(ちうね)さんの勇気に対する皆さんの気持ちの表れだろうと思う」

 首相はこの日午前、リトアニアの首都ビリニュスから100キロほど西のカウナス市にある杉原千畝記念館を視察した。杉原氏は戦前、ユダヤ系避難民らに「命のビザ」を発給したことで知られる日本の外交官で、カウナスにあった日本領事館で勤務していた。

 首相は前日には、同国のスクバルネリス首相とビリニュスの首相府で会談。ともに臨んだ共同記者発表で「杉原氏を通じて育まれた両国の絆を協力してさらに育み、深めたい」と親密さを強調した。スクバルネリス氏も「リトアニアは完全に日本の北朝鮮に対する立場を支援する」と応えた。

 リトアニアのほか、エストニア、ラトビアのバルト3国との首脳会談では、北朝鮮に対する圧力を高めることの必要性を確認したほか、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の早期発効に向けた協力や、ITや物流分野などでの「日バルト協力対話」の設置で一致した。

 「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を掲げる安倍首相は、今回の訪問を含めると第2次安倍政権の発足から5年1カ月で76カ国・地域を訪問した。すでに、首相在任期間が5年5カ月だった小泉純一郎氏の49カ国・地域を上回る。日本の首相として初めて訪れた国も21カ国に及ぶ。菅義偉官房長官は「長期政権の強みを生かして、日本外交のフロンティアを広げる」と話す。

 今回訪問する6カ国のうち、加…

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