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地学基礎

 大問数が2017年度の4題から2016年度以前の3題に戻った。小問数は15問で変化なし、例年通り地学基礎の全範囲からまんべんなく出題された。

【難易度】昨年並み

【全体概観】

 第1問Aでは、固体地球全般に関する知識が問われた。図やグラフをしっかり見ることと、計算力も要求されたが、目新しい問題はなかった。第1問Bでは、ルートマップや露頭での観察結果を元に考察する問題が出題された。図を丁寧に見る習慣がないと難しく感じるだろう。第1問C・Dは岩石・鉱物に関する知識問題であった。

 第2問は、地表における水が気象に及ぼす影響を問う問題である。随筆をモチーフとしているので新傾向に見えるが、気象の基本原理がわかっていれば難しくはない。

 第3問は太陽系誕生と宇宙についての総合的な問題である。

設問別分析

【第1問】地球とその構成物質

◆A 地球の構造

問1 地表からマントルまでの距離が2900kmであることを覚えていれば平易である。

問2 地殻からマントル付近の鉛直構造を問う標準的な問題である。

問3 初期微動継続時間の意味が分かっていれば難しくない。平成28年度の追試験に類題がある。

◆B 地層と地球の歴史

問4 「切る」「切られる」の関係が明確なので平易である。

問5 現行課程でルートマップが出されたのは初めてである。地層形成順序を丁寧に読み取れたかが鍵である。解答にはある程度時間を要するだろう。

◆C 鉱物

問6 火成岩についての標準的な知識問題である。

問7 色指数の定義を覚えていないと解けない。

◆D 変成岩

問8 「高温低圧型広域変成岩」「接触変成岩」の違いを正しく捉えていたかがポイントである。

【第2問】地球環境と大気・海洋

問1 中学入試などにもよく見られる水の状態についての標準的な問題である。

問2 水の状態変化を熱のやり取りの過程として捉えられていないと難しい。

問3 続成作用が堆積(たいせき)岩に関する作用であることが分かっていれば平易である。

問4 中学理科で学んだ寒冷前線が理解できていれば平易である。

【第3問】太陽系と宇宙

問1 水素「を」ヘリウム「に」核融合するのであるが、慌てて「を」と「に」を逆にすると解けない。

問2 恒星の進化が分かっていれば平易である。

問3 手のひらをたたいてみれば分かるレベルの平易な現象である。

新高3生へのアドバイス

◆センター試験地学基礎の特徴

 センター試験地学基礎は、地学基礎の教科書からまんべんなく出題されます。センター試験はマーク形式ですが、私大入試とは違い、本文を読まずに選択肢だけから答えが出たり、きちんと計算をせずに計算問題が解けたりすることはありません。センター試験では、試験時間が30分という限られた時間で15問前後を解答することになります。地学基礎とはいえ、単純な知識問題は少なく、様々な分野の知識や考察力が必要です。また、煩雑な計算問題はありませんが、基本的な計算力も必要です。とりわけ、単位の計算や比の考え方には習熟する必要があります。図やグラフも、教科書や資料集に載っているような典型的なものがほとんどですが、内容をしっかりと理解しておきましょう。

◆これからの学習について

 まずは教科書を繰り返し読み、内容を理解しましょう。数ページ読んだだけでいきなり問題を解こうとはしないことです。教科書の実験・考察にもじっくり目を通しましょう。基本的な知識を頭の中で「モデル化」した後は、過去問を解いてみましょう。教科書傍用問題集は、センター試験の過去問を中心とした問題集ですから、ある程度学習している人は積極的に問題演習に取り組んでみましょう。まだ学習が不足している人、教科書や過去問を見てもあまりイメージがつかみにくい人は、基本に戻って、教科書などを読み直しましょう。

◆模試の活用

 地学基礎の過去問は今年度を含めて4年分しかありません。演習不足にならないよう、全国統一高校生テストを含め、年間6回実施される東進の「センター試験本番レベル模試」を活用しましょう。旧課程の過去問を解くときは、地学基礎に相当する問題を分野別に選び、解いてみましょう。

新高2生へのアドバイス

◆センター試験地学基礎の特徴

 センター試験地学基礎は、地学基礎の教科書からまんべんなく出題されます。センター試験はマーク形式ですが、私大入試とは違い、本文を読まずに選択肢だけから答えが出たり、きちんと計算をせずに計算問題が解けたりすることはありません。センター試験では、試験時間が30分という限られた時間で15問前後を解答することになります。地学基礎とはいえ、単純な知識問題は少なく、様々な分野の知識や考察力が必要です。また、基本的な計算力も必要です。小中学校で学んだ「比」「単位」はとても重要です。図やグラフも、教科書や資料集に載っているような典型的なものがほとんどですが、内容をしっかりと理解しておきましょう。

◆これからの学習について

 地学だけではなく理科の学習では、問題演習よりも重要なことがあります。それは自然現象を理解することです。その前に、興味をもった分野から教科書を読んでみましょう。教科書をくり返し読みながら、頭の中に自分なりの「モデル」をつくります。これを意識して、勉強を続けましょう。そして、実際に天文台や地層、火山の見学などもチャンスがあれば是非行ってみましょう。

◆模試の活用

 地学基礎の過去問は今年度を含めて4年分しかありません。全国統一高校生テストを含め、年間6回実施される東進の「センター試験本番レベル模試」を積極的に受験しましょう。旧課程の過去問を解くときは、地学基礎に相当する問題を分野別に選び、解いてみましょう。(東進ハイスクール提供)

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