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 カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に向けたシンポジウムが15日、県民文化会館(和歌山市小松原通1丁目)で開かれた。県や和歌山市、和歌山商工会議所が主催。県側が構想を説明した後、有識者やカジノ事業者らがIRの可能性や課題、依存症対策などを話し合った。

 カジノに関する著作がある京都大学公共政策大学院の佐伯英隆・名誉フェローは「すでに海外には大きなカジノがあり、同じ路線を追求しても国際競争の中で生き残れない。他のアジアのカジノと一味違う観光などの付加価値が必要だ」。政府のIR推進会議委員である美原融(とおる)・大阪商業大教授は「新たなエンターテインメントとしてカジノを認知する前向きな姿勢が必要」と話した。一方で「経済性を判断するのは民間。民間にとって投資誘因が働く仕組みでなければ、実現は難しい」とも指摘した。

 仏大手カジノ事業者「バリエールグループ」のカジノ開発ディレクター、ジョナタン・ストロックさんも登壇。同社のカジノやIRでは従業員の大多数が地元雇用であると紹介し、「もし和歌山でIR事業を展開する機会に恵まれたら、地元の人々を雇う」と話した。(杢田光)