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 大学入試センターは17日、今年のセンター試験の平均点の中間集計を発表した。採点が済んだのは、全受験者の半数程度に当たる約26万人。同一教科の科目の平均点に大きな差がある時に行う得点調整は、現段階では行わずに済みそうという。19日に最終判断する。

 得点調整の対象となる教科は、「地理歴史」(B科目のみ)、「公民」(現代社会、倫理、政治・経済)、「理科②」。科目間の平均点の差が20点以上だと検討される。ただし、受験者が1万人未満なら対象にならない。

 13、14日に実施された試験で、中間集計段階では2科目が過去最低点だった。「世界史A」は39・79点で、最低だった42・07点(2016年)を、英語の「リスニング」は23・05点で、最低だった24・03点(09年)をそれぞれ下回った。一方、「倫理、政治・経済」は73・06点で、これまで最高だった67・29点(14年)を、「地学基礎」は34・94点で、最高だった33・90点(16年)を上回った。代々木ゼミナール教育総合研究所入試情報室の川崎武司室長は「リスニングは、耳慣れない単語や全体の内容を踏まえて解答する問題が出題されたため、苦戦した受験生が多かったと思われる」と分析する。

 病気やけがなどで本試験を受けられなかった人を対象に20、21日に行われる追試験は480人が許可を受けた。東京芸術大と千葉工業大、大阪教育大で行われる。大雪による交通機関の乱れや試験監督の対応ミスなどによる再試験は、対象となった141人のうち、39人が希望している。(増谷文生)