政府は16日、9日に初会合を開いた天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に向けた「式典準備委員会」の議事概要を首相官邸ホームページで公表した。平成の即位の儀式は「現行憲法下において十分な検討が行われた」として「今回も基本的な考え方や内容は踏襲されるべきだ」との発言があったことが明らかにされた。

 皇位のしるしとされる神器などを引き継ぐ国事行為「剣璽(けんじ)等承継の儀」や、宗教的性格から国事行為とせずに公費だけ支出した「大嘗祭(だいじょうさい)」などの形式を踏襲する考えを示したものだ。

 憲政史上初めてとなる退位に伴う皇位継承の儀式のあり方について、「憲法に整合的なものであること、皇室の伝統に即したものであること」という2点を求める意見も出た。

 天皇陛下の退位に伴い皇位継承順位第1位の「皇嗣」となる秋篠宮さまについて、皇太子が即位する際の「立太子の礼」にならった儀式を行うよう求める発言もあった。

 準備委メンバーは官房長官、3官房副長官、内閣法制局長官、宮内庁長官、内閣府事務次官の計7人だが、議事概要は発言者を伏せている。準備委は月1回程度開催し、3月中旬をめどに皇位継承の儀式などに関する基本方針を取りまとめる。