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 一時代を築いた横綱の血を引く2力士が大相撲初場所3日目の16日、そろって前相撲でデビューを果たした。大鵬の孫の納谷(なや)(17)=本名・納谷幸之介、東京都出身、大嶽部屋=と、朝青龍のおいの豊昇龍(ほうしょうりゅう)(18)=スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル、立浪部屋。ともに白星で相撲人生の第一歩を踏み出した。

 納谷は元関脇貴闘力の三男でもあり、強豪・埼玉栄高では昨年の国体少年の部を団体、個人とも制した有望株。この日は188センチ、166キロの体格を生かした一気の突きで相手を土俵の外に運んだ。幕内優勝32回の祖父と同じ舞台に立ち、「あまり実感はないけど、憧れていた土俵。最初なので勝ててうれしい」と素直に喜びを口にした。

 一方の豊昇龍は留学した千葉・日体大柏高で国体3位の実績を残して入門。朝青龍の龍の字をしこ名に入れての初土俵は寄り切りで勝負を決めた。「勝つと気持ちいい」とおじにそっくりの笑顔を見せ、「この土俵でおじさんは何回も優勝している。自分も優勝したい。横綱になれるように頑張る」と力強く宣言した。

 今後はライバルになる2人。取組の後は握手を交わして健闘を誓った。(岩佐友)