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 富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」が15日、自社ブランドとして初めての医療機器「ヘバーデンリング」の発売を始めた。手の指の関節が変形する病気「ヘバーデン結節」の患部を固定する錫(すず)製のリングで、痛みを和らげる効果があるという。

 ヘバーデン結節は、指の第1関節が腫れたり曲がったりする原因不明の病気で、40代以上の女性に多いとされる。

 同社によると、これまでは痛みを緩和するためにテープや銀製でオーダーメイドの高価な装具で指を固定してきた。ヘバーデンリングは安価で柔らかい錫に微量の銀を混ぜ、患者の指に合わせて曲げられる柔らかさと関節を固定する硬さを両立した。

 厚生連高岡病院(高岡市)や金沢大付属病院(金沢市)の整形外科医と共同で開発。臨床治験では患者の8割に効果が現れ、研究成果は今年、国内外の整形外科学会で発表される予定だという。

 能作は2014年から医療機器の受託製造を開始。17年11月には自社での開発、販売に必要な第3種医療機器製造業の許可を得ていた。ヘバーデンリングは大きさが3種類あり、価格はいずれも3千円(税抜き)。問い合わせは同社メディカル事業部(0766・73・8805)へ。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(山西厚)